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趣味を見つけて充実した生活を!シニアにおすすめの趣味15選

2024年4月1日

退職や子どもの独立をきっかけに、「時間ができたけれど何をしたらよいのかわからない…」と暇を持て余しているシニアの方も多いでしょう。シニアになった今こそ、忙しくて諦めてきた趣味を満喫しませんか

趣味に打ち込むことで、体を動かすきっかけができたり、さまざまな刺激を受けたりして、心身ともによい効果が期待できます

この記事では、シニアにおすすめの趣味をジャンル別に15個紹介します。シニアが趣味に打ち込むメリットや、趣味選びのポイントも解説しますので、60代から何か趣味を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

なお、この記事は岩手県奥州市で介護保険外(自費)サービスを通して、高齢者の暮らしをサポートしているSOCIARAS(ソーシャラス)が解説します。「10分ワンコイン生活支援サービス」は、買い物代行家電の初期設定など、地域のシニアの方々の「ちょっとした困りごと」を解決するお手伝いをしております。

当社のサービスは、利用に際して要介護認定がいらない介護保険外サービスです。奥州市にお住まいで、お困りごとのあるシニアの方は、お電話やメールフォームからお気軽にソーシャラスまでご相談ください。

シニアが趣味に打ち込むメリット

自由な時間がたくさんある老後こそ、趣味を満喫するチャンスです。趣味に打ち込むことには、以下のようなメリットがあります。

  • 運動不足の解消につながる
  • 生きがいができる
  • 認知症を予防できる
  • 交友関係が広がる

一つずつポイントをみていきましょう。

運動不足の解消につながる

ウォーキングやハイキング、ヨガなどの体を動かす趣味を持つことで、運動が習慣になり、運動不足の解消につながります

シニアにとって運動は、基礎体力や筋力を維持したり、生活習慣病を予防したりする効果が期待できるので、ぜひ生活に取り入れたいものです。「運動なんてしばらくしていないから不安だわ」という方は、近所の散歩から始めて、体に不調が出なければ本格的にウォーキングを開始するとよいでしょう。

また、運動系の趣味でなくても、習い事に出かけるだけで外出の機会が増え、運動量の増加が期待できます

生きがいができる

趣味を持つと、「明日はこの映画を観に映画館に行こう」「週末の発表会までにがんばって練習しよう」というように、日々の生活にハリが出て、生きがいを感じられます

老後に何をすればよいかわからず、暇を持て余してとりあえずテレビばかり観ているような生活では、身体的にも精神的にも老け込んでしまうでしょう。

何でもよいので、自分が楽しいと思えることを見つけ、それを楽しみに毎日を過ごすことで、老後の生活が豊かになります

認知症を予防できる

自宅で誰とも会話せずに過ごしていたり、孤独でストレスを抱えていたりすると、認知機能が低下して認知症を発症するおそれがあります。認知機能の低下を避けるためには、以下のような行動が重要といわれています。

  • 会話する
  • 外出する
  • 指先を使う

たとえば、趣味でサークルに入ると、サークルの拠点である市民会館まで外出するサークル仲間とおしゃべりするなど、楽しみながら認知症を予防できる行動を取ることができます。

一人で黙々とする趣味でも、編み物や楽器は指先を使うので、脳の活性化に効果的です。

交友関係が広がる

サークルに入ったり、教室に通ったりすると、同じ趣味を持つ仲間と交流できます

シニアは定年退職で所属していたコミュニティが減ると、自宅にこもりがちになり、人との交流が減ってしまう方が多くいます。そのため、新しく趣味を始め、コミュニティに参加し、交友関係を広げることが重要です

趣味のサークルや教室は、「同じ趣味を持っている」という共通点があるので、初めて会う人とも話しやすいでしょう。気の合う趣味仲間から友人になれば、悩みごとなども相談でき、心のよりどころができて精神的な安定にもつながります。

【体力をつけたい方におすすめ】体を動かす趣味

ここからは、5つのジャンルに分けて、シニアにおすすめの趣味を紹介します。

まずは体を動かす習慣を作り、体力をつけたい方には、以下の3つがおすすめです。

  • ウォーキング
  • 登山・ハイキング
  • ヨガ・体操

それぞれ詳しくみていきましょう。

ウォーキング

ウォーキングは運動靴があれば始められ、体力の維持・向上に貢献するシニアにおすすめの趣味です。特別な動きをする訳ではないので、運動が苦手な方でも気軽に取り組めます

ウォーキングは一人でも、夫婦や友人など誰かと一緒でも楽しめます。また、地域で結成されているウォーキングサークルに参加すれば新しい友人ができ、さらにウォーキングが楽しくなるかもしれません。

ハイキング・登山

体力に自信のある方や、ウォーキングを続けて体力がついた方は、ハイキングや登山に挑戦するのもおすすめです。普段は街の中や住宅街を歩いている場合、山の豊かな自然の中を歩くのはよい気分転換になり、山頂まで登り切ったときは格別な爽快感を味わえます

登山やハイキングは適した服装や装備が必要ですが、昨今は安価で質のよいものがたくさんあり、あまりお金をかけずにそろえられます

ただし、いきなり本格的な山登りに挑戦するのは体力面で心配なので、軽いハイキングや初心者向けの登山コースから始めましょう。

ヨガ・体操

ヨガや体操なら、天候を気にせず、思い立ったときに家の中で気軽に運動できます

ヨガは呼吸に意識を集中させながらさまざまなポーズを取ることで、心身のリフレッシュ効果が期待できます。本やDVD、YouTubeの動画などを見ながら独学でもできますが、経験のない方はスポーツジムやヨガ教室でレッスンを受けると正しいやり方が身につくでしょう

体操は、シニア向けの体力維持を目的としたものが本や雑誌で多数紹介されています。NHKのラジオ体操やテレビ体操は、椅子に座ったままでも取り組めたり、毎日決まった時間に運動の習慣がついたりするので、おすすめです。

【家にこもりがちな方におすすめ】外出のきっかけになる趣味

積極的に外出するきっかけになる以下のような趣味を始めると、活動的な毎日を過ごせるでしょう。

  • カメラ
  • 映画鑑賞
  • 旅行

一つずつポイントを解説します。

カメラ

季節の花々や家族とのお出かけなど、カメラを趣味にすれば生活に彩りを添えられます

カメラは一眼レフカメラでなくても、小型のデジタルカメラスマートフォンでも綺麗な写真が撮れます。デジタルが主流の時代ですが、あえて昔のようにフィルムタイプのカメラを楽しむのも、味わいが感じられるでしょう。

梅や桜、紅葉、雪景色など自然には一年中見どころがあるので、お出かけの機会が多くなり、活発に老後の生活を楽しめます

さらに、「散歩コースから見える山の様子を毎日撮る」というように、定点観測のように写真を撮ることも、日々の生活の楽しみの一つです。

映画鑑賞

映画鑑賞はインドアな趣味のようですが、シニアにおすすめの楽しみ方は、シニア割引を使い映画館に行くことです。

映画館は各社シニア割引を提供しており、55歳以上や60歳以上の方は一般料金より600~700円ほど安く鑑賞できます。最新映画だけでなく、名作のリバイバル上映なども行われているので、懐かしい映画を観たいという方も満足できるでしょう。

「トイレが気になって映画館では映画に集中できない…」という方は、映画やドラマが見放題になるサブスクリプションサービスを自宅のテレビで楽しむのもよいですね。

旅行

これまでの人生で「いつか行きたいなぁ」と思い続けてきた場所に旅行するのは、老後の楽しみの一つです。

旅行はかなりの距離を歩くので、体力が必要です。日頃から「今度の旅行のために体力をつけよう!」とウォーキングの目的にするなど、旅行という楽しみを設定することで生活にハリが出ます

ただし頻繁に遠出していると費用がかさむため、近郊の温泉や神社仏閣を巡ってみるなど、近場でテーマを見つけてプランを考える小旅行も楽しいでしょう。

【趣味と実益を兼ねたい方におすすめ】生活の役に立つ趣味

「せっかく手を動かすのなら、何か役に立つものを作りたい」と考える方には、以下のような実益も得られる趣味がおすすめです。

  • 家庭菜園・ガーデニング
  • 料理
  • DIY・日曜大工

それぞれ詳しく紹介します。

家庭菜園・ガーデニング

家庭菜園でトマトやキュウリ、ナスなどの野菜を育てれば、植物の成長を見守ったり、土に触ったりする楽しさを感じられる上、新鮮な野菜を食べられて一石二鳥です。また、ガーデニングで庭やベランダを彩ることも、毎日目にする場所を綺麗に整えるという意味で生活の役に立つ趣味といえるでしょう。

土いじりは、かがんで行う作業が多く、足腰を鍛えられます。自宅で消費するよりも多くの野菜を収穫できたら、ご近所や友人、親戚にお裾分けしても喜ばれます。

料理

料理は必要な食材の買い出しから、効率よく順序を考えて行う調理まで、すべての段階が脳の刺激になり、活性化を図れます。

作るのに時間がかかったり、専用の器具が必要だったりする以下のような凝った料理作りは、時間がたっぷりあるシニアにおすすめの趣味です。

  • そば打ち
  • 燻製
  • パン
  • お菓子
  • コーヒー焙煎

うまくできたら、家族や友人を招いてホームパーティーを開くのも楽しいひとときになるでしょう。また、本格的に料理を教わりたい方や、経験が浅い方は、料理教室に通うと早く上達でき、人との交流も楽しめます

DIY・日曜大工

ノコギリで板を切ったり、ペンキを塗ったりなどの大工仕事が好きな方は、老後の趣味としてDIY・日曜大工を始めてみるのもよいですね。

設計図を描き、平面のものを立体に仕上げる作業は頭を使う作業であり、脳トレ効果も得られます

部屋にフィットする棚から始め、上達したら家のリフォームやリノベーションにも挑戦してみましょう。壁紙を張り替えるなど、自宅の気になる部分を自分で修理できれば、節約にもつながります。

【趣味仲間が欲しい方におすすめ】人と交流する趣味

趣味を通して人と交流することは、新しい友人ができ、さらには認知症予防にもつながります。

一人でなく、誰かと一緒に行う以下のような趣味は、趣味仲間が欲しい方におすすめです。

  • ボランティア
  • 囲碁・将棋
  • 語学

それぞれ詳しく紹介します。

ボランティア

地域のボランティア活動は、社会福祉協議会などの団体がボランティアしたい方を募集しています。そのような団体に所属することでボランティア仲間ができ、活動を通して地域の人々と触れ合ううちに顔なじみの人が増えていくでしょう。

ボランティアの活動は、以下のように多岐にわたります。

  • 子どもの見守り
  • 公園の清掃
  • 花壇の手入れ
  • 障害がある方のサポート
  • 高齢者施設のお手伝い

ボランティアは、これまでの経験を活かして、人の役に立つことができ、交友関係も広げられます。

囲碁・将棋

囲碁や将棋は本を片手に一人でも楽しめますが、仲間と向かい合って対局するのが醍醐味です。

囲碁や将棋には、戦略を練るための思考力や先を読む力が必要であり、頭を使うので認知症の予防にもつながります。近所の公民館や市民センターなどに、クラブがあれば参加してみましょう。

パソコンやスマートフォンが得意な方は、オンラインで対局できる仲間を探してみるのも世界が広がります。

語学

英語や韓国語、中国語などの語学は、集中して聴いたり、発音に気をつけて話したりして脳の活性化に役立ちます。「旅行したときに現地の人と話してみたい」「憧れの俳優が話している言葉を理解したい」という思いがある方におすすめです。

語学はテキストやCDなどの音源があれば、低コストで独学できるメリットもあります。

一緒に学ぶ仲間が欲しい方や、ネイティブから本場の発音を習いたい方は、スクールに通ってみましょう。自治体が外国語教室を主催している場合もあるので、ぜひ探してみてください。

【認知症予防におすすめ】指先を動かす趣味

指先を動かすことは脳への刺激になり、認知機能の低下を防ぐ効果が期待できます。

以下のような趣味を通してなら、楽しみながら指先を使えて認知症予防につながります。

  • パソコン・スマホ
  • 手芸
  • 楽器

一つずつポイントをみていきましょう。

パソコン・スマホ

パソコンやスマホは、キーボードを打ったり、画面をタップしたりなど、指先を動かす動作が多く、脳に刺激を与え、活性化につながります

とくにスマホは電話やLINEなどの連絡ツールの域を超えて、ネットショッピングや決済、エンタメと生活のあらゆるシーンに浸透しています。「インターネットはなんだか怖くて勇気が出ない…」という方は、パソコン教室やスマホ教室で講師にしっかり教えてもらってから自分で触るようにすると安心です。

「離れて暮らす子どもや孫と楽しくやりとりする」という目的があれば、シニアでもSNSも使いこなせるようになるかもしれません。

手芸

編み物や裁縫、アクセサリー作りなどの手芸は、細かく手先を動かしたり、針の動かし方を覚えたりして、脳の刺激になります。無心になって手を動かす爽快感や、作品が完成する達成感を得られる点もメリットです。

作ったものは家族や友人にプレゼントすると、コミュニケーションのきっかけになります。

また、毛糸や布、糸、針などの手芸道具は安価なものが多く、100円ショップでも豊富に取りそろえられています。初めてのジャンルに挑戦するときは、作品に必要な材料がひとまとめになったキットを購入し、始めてみるとよいでしょう。

楽器

若いころ弾いていたピアノに再挑戦したり、憧れていたけど機会がなかったサックスを始めてみたりなど、シニアから楽器演奏にチャレンジする方も多いです。

楽器演奏は指先を繊細に動かすだけでなく、楽譜どおりに演奏できるように頭を使うので、脳の活性化につながります。

また、教室に通ったり、地域の演奏会に出たりすると、新しく交友関係が広がることも期待できます。

シニアが無理なく続けられる趣味の選び方

ここまでさまざまな趣味を紹介しましたが、「自分にはどのような趣味が合うだろう」と迷う方もいるでしょう。

シニアが趣味を始めるときの判断ポイントは、主に以下の5点です。

  • 興味を持って取り組めるか
  • 体力的に問題ないか
  • 費用面で大きな負担にならないか
  • 家族の助けを借りずに行えるか
  • 社会交流できるか

それぞれ詳しく解説するので、自身の場合に当てはめながら検討してみてください。

興味を持って取り組めるか

趣味で最も大事なことは、自分が心から楽しめるかどうかです。「人に誘われたから、あまり興味がないけれど始めてみようか」というようなきっかけだと、いつの間にか続けることがストレスになってしまうかもしれません。

自分が興味を持てることを見つけたら、体験入会してみたり、初心者向けの道具を買ってみたりなど、とりあえず体験してみることをおすすめします。

また、新しいことでなくても、今までの人生でハマったことのある趣味をもう一度始めるのもよいでしょう。

体力的に問題ないか

年齢を重ねると、若いころより体力や筋力が衰えているのが自然です。

たとえば、「ボルダリングを始めたい!」と思っても、腕の筋力がなくて思うように登れない可能性もあります。初心者コースから始めても、練習しているうちに体への負担が大きくなり、ケガの元になっては趣味として続けられません

運動系の趣味を始める場合は、今の自分の体力を確認し、その趣味を体力的に続けられるかどうかをしっかり検討してから始めるようにしましょう。

費用面で大きな負担にならないか

高額な費用がかかる趣味は、いくら楽しくても経済的な余裕がなければ続けられなくなってしまいます。たとえば、「海外旅行を趣味にしたい!」と思っても、年に何度も海外を旅するのは経済的に大きな負担になります。

趣味を選ぶ際は、続けるためにはどのような費用がいくらかかるのかを計算しておくと、将来的に安心して楽しめるでしょう。

趣味にかかる費用には、例として以下のようなものがあります。

  • レッスン代
  • 道具代
  • 材料代
  • 交通費
  • 交際費

家計の負担にならない範囲で楽しめる趣味を見つけましょう。

家族の助けを借りずに行えるか

体力的に問題なく取り組めて、経済的な負担にならない趣味でも、教室まで行くのに家族に送迎してもらわなければならないような場合は、避けたほうがよいでしょう。

自分一人で完結できない趣味は、家族の都合に左右されたり、家族の負担になったりして、長続きしないおそれがあります

家族のサポートがなくても通える場所に教室がある、必要な材料を自分でネットショッピングしてそろえられるなど、始める前に一人で行える趣味かどうかも検討してみてください。

社会交流できるか

趣味を通して人と交流できると、会話する機会が増えたり、新しい友人ができたりして、老後の大きな問題である「孤立」を避けられます

そのため、新しく趣味を探すなら、社会と交流できるものを探すことをおすすめします。たとえば、複数人で音楽を奏でる合唱団やバンド、誰かのお手伝いをするボランティアなどは、人と交流することも重要な要素です。

「どこか新しいコミュニティで友達を作りたい」と考えている方は、社会交流できるかどうかを趣味選びの判断基準にしてもよいでしょう。

シニアは無理なく続けられる趣味で充実した生活を!

ウォーキングやヨガ、体操などの運動系の趣味は、シニアの基礎体力作りに役立ちます。体を動かす趣味でなくても、カメラで近所の自然を撮影するなど、趣味をきっかけに外出の機会が増え、脳への刺激になって認知症の予防効果も期待できます

趣味を選ぶときは、体力的・経済的に問題がないか、家族の助けを借りずにできるかをチェックしておくと、長く続けられる趣味を見つけられます。

当社・ソーシャラスは岩手県奥州市で、福祉タクシー生活支援サービスを通して、高齢者が住み慣れた地域で活き活きと暮らすお手伝いをしています

  • ワンコイン生活支援サービス
  • 料金:10分500円(ご利用は20分1,000円から)
  • 訪問エリア:奥州市内
  • 出張料金:当社事業所より10km未満無料、10km以上200円、20km以上500円

お困りごとがある方は、お電話、もしくは以下のメールフォームからお気軽にご相談ください。