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認認介護・老々介護のリスクや問題点とは:家族が知っておきたい共倒れを防ぐための解決策

2025年3月21日

近年、老老介護だけではなく「認認介護」が増加しています。認認介護は要介護者・主介護者双方の身体的不調や生活上でのトラブルなどを引き起こすため、放置するのはリスクが高いです。

本記事では認認介護や老老介護に潜む具体的なリスクや、共倒れを防ぐ方法を解説します。

認認介護・老老介護を家族で抱え込むのには限界があるため、プロによるサポートを上手に受けるのがコツです。本記事を、老々介護・認認介護状態のご家族へのサポートにぜひお役立てください。

「両親が高齢になり、老々介護になってしまい心配」「介護している親も、最近物忘れが目立ってきた」といったお悩みを持つご家族は、ぜひソーシャラスにご相談ください。

ソーシャラスは介護保険内サービスで対応できない困りごとにも、柔軟に対応しています。 ちょっとしたご質問だけでも大歓迎ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。

認認介護とは要介護者・主介護者ともに認知症の症状がある状態

認認介護とは、要介護者と主介護者の両方が認知症である状態を指します。高齢者は「自分を犠牲にして尽くすのが家族の勤め」という価値観を持っている方がまだまだ多いです。精神的にも肉体的にもハードである認知症介護を家族で抱え込み、社会的に孤立しやすくなります。

社会的に孤立してしまうと、主介護者の認知機能が低下していても周囲から気づかれにくくなります。結果として大きなトラブルになってから、認認介護状態であると発覚するケースが少なくありません

認認介護の問題点

認認介護によって起こり得る問題点は、以下のとおりです。

・服薬管理が不十分になる

・体調管理が不十分になる

・金銭管理が難しくなる

・事故や事件に巻き込まれるリスク

・社会的に孤立しやすい

それぞれの問題点について、くわしく解説します。

服薬管理が不十分になる

薬を飲んだかどうかを忘れてしまったり、時間や量を間違えてしまったりする可能性が高まります。認認介護の場合、双方ともに通院や内服を必要とするケースが多いです。

飲み忘れが頻発すると、持病の悪化をまねきます。また、通院の日程を忘れてしまい、必要な治療が途絶えてしまうのも問題点です。状況によっては、飲み忘れ防止の工夫や定期的な服薬確認が必要になります。

体調管理が不十分になる

認知症の影響で、体調管理が不十分になりやすいのも問題点です。具体的には以下の問題点が挙げられます。

  • 季節に合わせた衣類の調整が難しくなる
  • 暑さを感じにくく熱中症のリスクが高まる
  • 不調を適切に伝えられず悪化してしまう
  • 偏食や栄養不足になりやすい

介護者自身に自覚がなく、深刻な問題になってから発見されるケースも少なくありません。

金銭管理が難しくなる

認認介護は、生活において欠かせない金銭管理にも影響を及ぼします。暗証番号を忘れたり通帳やキャッシュカードを紛失したりすると、生活資金が引き出せなくなります。

また、公共料金や家賃などの支払いを忘れ、ライフラインが止まってしまう場合もあるでしょう。銀行から判断能力の低下を疑われると、場合によっては口座が凍結される可能性もあります。

事故や事件に巻き込まれるリスク

認認介護状態であると、事故や事件に巻き込まれるリスクも高くなります。よくあるケースが、コンロやタバコの消し忘れによる火災です。

要介護者が外へ出たのに気づかず、迷子になったり交通事故に巻き込まれたりする場合もあります。また、判断能力の低下により、悪質な訪問販売や詐欺被害に遭いやすくなるのも問題点です。

社会的に孤立しやすい

主介護者が、要介護者の症状に振り回されやすいのも特徴です。認知症の進行による変化を理解できず、うまく対処するのが難しいためです。精神的に疲弊することで、主介護者の認知症が悪化してしまう場合もあります。

また、判断力・理解力の低下により、外部からの支援を拒否するケースも認認介護には多いです。社会とのつながりが希薄になり、孤立しやすくなります。

老老介護とは高齢者が高齢者を介護する状態

一方で老々介護とは、65歳以上が65歳以上を介護する状態です。厚生労働省の「2022年 要介護者等のいる世帯の状況」によると、要介護者と主介護者がともに「60歳以上同士」の割合は77.1%となっています。

また「65歳以上同士」は63.5%「75歳以上同士」は35.7%であり、いずれも上昇傾向です。老々介護から、やがて認認介護に移行するケースもあります。

体力的・精神的に負担のかかる介護は、高齢者が一人で担うのは困難です。我慢と忍耐だけではいずれ限界を迎えてしまうため、老々介護を支援する体制作りが必要です。

老々介護の問題点

老々介護には共倒れや社会的孤立、認認介護への移行リスクがあります。具体的な老々介護のリスクについて、くわしく解説します。

共倒れのリスク

老々介護において深刻な問題の一つが、共倒れのリスクです。「子どもに迷惑をかけたくない」「他人の世話にはなりたくない」と思う高齢者は多くいます。誰にも相談できず一人で抱え込み、限界を迎えて倒れてしまうケースも少なくありません。

社会的に孤立しやすい

介護に熱心で愛情の深い夫婦に多い問題が、社会的な孤立です。介護にかける時間が長くなると、自分の時間を持てず閉じこもりがちになります

社会的に孤立すると相談する相手もいなくなり、こころの健康に悪影響を及ぼします。うつ病や認知症のリスクを高める可能性もあるため、対策が必要です。

認認介護に移行するリスク

老々介護は、認認介護に移行するリスクも抱えています。他者と交流する機会や変化の少ない生活は、MCI(軽度認知障害)や認知症を発症するリスクが高くなります。

老々介護では、主介護者である高齢者の健康状態への配慮も必要不可欠です。

【家族向け】認認介護・老々介護で共倒れにならない予防策・解決策

認認介護・老々介護で心配なのが共倒れのリスクです。ご家族にできる予防策を、くわしく解説します。

主介護者が健康である重要性を伝える

在宅介護でとくに重要なのは、主介護者が健康であることです。しかし、忙しさから自身の健康を気遣えなくなる介護者は多いです。

そのため、定期的に声かけや訪問し、主介護者に不調な様子がないか観察しましょう。とくに家族と離れて暮らしている場合は、地域の支援者との協力体制が重要です。チームで支えられるように、地域の支援者にあらかじめ相談しておくのをおすすめします。

地域包括支援センターに相談する

老々介護・認認介護を支援してくれる先を探しているなら、まず地域包括支援センターに相談するとよいでしょう。

地域包括支援センターとは介護や介護予防、生活、認知症などに関する悩みを無料で相談できる機関です。対象となるのは、対象地域に在住する65歳以上の高齢者、高齢者の支援や介護に携わっている方となります。

ご本人だけではなく、家族や友人、知人でも相談が可能です。相談する際は、高齢者本人の住む地域にある包括支援センターが担当になるため注意しましょう。

介護サービスを利用する

要介護・要支援の認定を受けていれば、介護保険内の介護サービスが利用できます。介護サービスには通所や訪問介護、ショートステイなどがあります。利用できるサービスの詳細は、地域包括支援センターや担当ケアマネジャーに相談してください。

生活支援サービス・見守りサービスを利用する

介護保険内サービス以外にも、自費の生活支援サービスや見守りサービスも利用できます。自費のサービスであれば、要介護認定を受けていない主介護者もフォローできます。柔軟に対応できるため、必要なタイミングでサービスを利用しやすいのもメリットです。

介護保険外サービスは、対応できる範囲やかかる費用が事業者によって異なります。あらかじめ費用面やサービス内容について、よく相談しておくのがおすすめです。

まとめ:認認介護・老老介護はチームでの支援がポイント

認認介護とは、要介護者と主介護者の双方が認知症である状態です。認認介護は生活上の困難さを抱えやすく、いずれ共倒れしてしまうリスクがあります。老老介護の増加により、認認介護も増加傾向にあります。

共倒れを防ぐには、介護を家族だけで抱え込まないことが重要です。適切にプロの力を借り、チームで支えるのをおすすめします。

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