【高齢者向け】後悔する前に!スマホとの上手な付き合い方や注意点を完全ガイド
2024年7月22日
「ガラケーからスマホに変えた途端に、高齢の親と連絡が取れなくなった」「操作が難しすぎて、買ったのを後悔している」買ったスマホがうまく扱えず、後悔する高齢者やご家族は少なくありません。本記事では、高齢者がスマホで後悔しないための対策や、機種選びについて解説します。
高齢者がスマホを買って後悔する原因は、操作の複雑さや加齢変化による影響が考えられます。詐欺やSNSトラブルに巻き込まれないためにも、正しい知識を持ってスマホを利用することも重要です。
本記事を読めば、高齢者がスマホを使う際の注意点が分かり、安心してスマホを活用できます。
本記事は、高齢者の住み慣れた地元での生活をサポートしているSOCIARAS(ソーシャラス)が解説します。岩手県奥州市や近辺の高齢者に、福祉タクシーや生活支援サービスなどの介護保険外(自費)サービスを提供しています。
スマホ操作や設定のアドバイスも対応可能です。相談する相手が近くにおらずお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
【実体験】高齢者がスマホを買って後悔した理由
高齢者がスマホを買って後悔する理由は、操作に関すること以外にもさまざまです。具体的な理由を解説します。
誤操作してしまう
スマホを初めて手にした高齢者に多いのが、誤操作です。画面をタップする習慣がないため、電話のボタンと同じように押してしまい誤操作してしまいます。
加齢変化によって指が乾燥しやすいのも、操作を難しくする原因です。パスワードを忘れてしまい、スマホ自体の操作ができなくなるケースもあります。電話の出方やメールを送る方法が分からず、連絡できなくなってしまう高齢者も少なくありません。
設定の仕方が分からない
設定の複雑さに対応できず、後悔する場合もあります。スマホの設定には「インストール」や「スワイプ」など、高齢者にはなじみのない用語が多いです。画面の文字が小さすぎて、うまく設定できない場合も少なくありません。
スマホは機能が豊富である一方で、設定や操作は煩雑になりやすいです。情報量の多さに圧倒されてしまい、設定を諦めてしまう場合もあります。初期設定や基本操作が難しく、スマホの使用を断念する高齢者もいます。
使いたい機能やアプリが非対応だった
高齢者向けのスマホはシンプルさを売りにしていますが、非対応の機能やアプリは多いです。健康管理アプリや動画アプリなどを利用したいと思っても、対応していなければ使用できません。ある程度高齢者向けスマホを使いこなせるようになると、機能面の少なさに後悔する場合もあります。
家族や周りの人に操作方法を聞けない
高齢者向けスマホの操作は独特で、家族や友人が操作方法に慣れていない場合があります。困った時に相談する相手がいないと、スマホ自体を使わなくなってしまう高齢者も少なくありません。
家族や周りの人に教えてもらうつもりでスマホを購入した場合、機種選びを間違えると後悔する原因になります。
料金が高い
スマホの料金が想定外に高くて、後悔する高齢者もいます。スマホはガラケーよりも機種自体が高く、データ通信料もかかりやすいです。料金プランも複雑なため、適切なプランを選べず無駄なコストがかかってしまう場合もあります。
詐欺やトラブルに遭ってしまった
近年、ネット上でも高齢者をターゲットにした詐欺が増加中です。具体的には以下の事例が挙げられます。
- 不審なメールのURLをタップし、金銭や個人情報を盗まれる
- 不安を煽るURLや広告をタップしてしまい、金銭や個人情報を盗まれる
- 悪質なアプリをインストールしてしまい、不正操作や情報を漏洩される
最近ではSNSを活用する高齢者も増えていますが、詐欺やトラブルには要注意です。SNSで知り合った詐欺師に騙されたり、攻撃的な発言を繰り返し警告されたりするケースが増えています。高齢者が安心してスマホを使うには、詐欺対策やネットマナーの知識は必須です。
高齢者向けスマホの選び方3選
高齢者向けスマホが、必ずしも高齢者にとってベストな選択とは限りません。高齢者がこれからスマホを選ぶ際には、以下のポイントに着目してみると良いでしょう。
- 購入前に必要な機能があるか確認する
- 家族や知人と同じ機種にする
- 見やすさや持ち運びしやすさを意識する
購入前に必要な機能があるか確認する
スマホ購入後に後悔しないためには、必要な機能が使えるかを確認してから選ぶようにします。スマホは用途によって、必要な容量や機能などが変わってきます。
動画や音楽、ゲームなどを楽しみたい方は、容量の多いスマホを選ぶと良いでしょう。また、利用目的に合わせて料金プランも検討しておくとスムーズです。
家族や知人と同じ機種にする
家族や知人と同じ機種を選ぶことで、困った時に操作方法を聞きやすくなります。自分だけでは使いこなせないと思い、あえて家族と一緒の機種を選ぶ高齢者も多くいます。利用者の多いスマホは、スマホカバーや充電器など周辺アクセサリー類が豊富なのも魅力です。
見やすさや持ち運びしやすさを意識する
高齢者のスマホ選びでは、見やすさと持ち運びしやすさが重要です。最近では、文字やアイコンの大きさを調整できるスマホが増えています。視力や指の力などに衰えを感じている高齢者でも、文字やアイコンが大きければ扱いやすくなります。
また、持ち運びが楽な大きさや重さのスマホを選ぶことも大切です。高齢者の中にはスマホを持ち運ぶ習慣がなく、家に置いたままにする方もいます。軽量でコンパクトなスマホなら、持ち運ぶ抵抗感も少なくなります。
高齢者がスマホと上手に付き合うコツ
高齢者がスマホと上手に付き合うには、操作への慣れと知識をつけることが大切です。
毎日触る習慣をつける
なるべく毎日触り、スマホ自体に慣れることが重要です。少しずつでも操作を繰り返すことで、自然と使い方を覚えられます。
また、外出時にスマホを持ち運ぶ習慣をつけるのも大切です。外出中に体調が悪くなった時に、対応しやすくなります。生活の一部にしてしまうのが、スマホと上手に付き合うコツです。
課金や個人情報に注意する
スマホでサービスを利用する際は、支払い形態や個人情報の取り扱いに注意しましょう。最近、毎月定額払いのサービス(サブスクリプションサービス、サブスク)が増えています。不自然にスマホ料金が高い場合、サブスクの契約をしていないか確認するのをおすすめします。
アプリは必ず公式ストアからダウンロードし、口コミも確認してから利用すると安心です。クレジットカード情報や個人情報の取り扱いには十分注意し、信頼できるサイトのみを利用するのも大切です。不安な時は利用する前に、身近な人に相談するのをおすすめします。
SNSはマナーを守って利用する
SNSを利用する場合は、発言内容や付き合う相手には注意して利用してください。たとえ匿名の書き込みであっても、発信者は特定可能です。SNSでの発言が誹謗中傷と認定され、実際に逮捕されたケースもあります。
SNSで知り合った相手から、ダイレクトメッセージ(DM)が来たら要注意です。特に、もうけ話や不審なリンクを含むメッセージは無視するのをおすすめします。
SNSは適切に利用すれば、新たな仲間や生きがいを見つけられる便利なツールです。後悔せずにSNSを活用するには適切な距離感を保ち、人や情報を信用しすぎないようにするのが大切です。
スマホ講座や支援サービスを利用する
スマホは便利な一方で複雑な面も多く、使いこなすのに時間がかかります。身近に聞ける相手がいない場合、スマホ講座や支援サービスを利用すると良いです。
スマホ講座や支援サービスでは、基本的な操作方法だけではなく、詐欺やトラブルを防ぐ方法も学べます。家族や身近な人に何度も操作を聞くのは気が引けるという方にも、スマホ講座や支援サービスの利用をおすすめします。
高齢者が後悔せずスマホを活用するにはサポートが重要
スマホには、高齢者にはなじみのない用語やサービスも多いです。操作や設定の難しさ、料金面などが原因で使いこなせず後悔する高齢者も少なくありません。高齢者がスマホを活用するには、サポートを受けながら操作に慣れることが大切です。
「スマホの使い方を教えてもらいたいけれど、遠くまで出向くのが難しい」という方は、生活支援サービスの利用をおすすめします。
SOCIARAS(ソーシャラス)では、スマホ操作や初期設定などの支援を、良心的な価格で提供しています。生活支援サービスは自宅でサービスを提供するため、足腰に不安があっても利用しやすいのがメリットです。
今後、高齢者を詐欺やトラブルから守るためのスマホ講座も開催予定です。スマホ操作以外にも、電球交換やゴミ捨てなど「ちょっとした困りごと」がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。